都内散歩

久しぶりに都内散歩。朝、9:30に広尾を出てまず明治通りを通って渋谷へ進む。


駒沢通りと明治通りの交差点を過ぎるとシダレザクラの街路樹。しかし、しばらく歩いていつもと、っていうか、前回の記憶とちょっと様子が違うことに気づく。何なのだろう…あっそうか…歩道が広がっている!キレイになっている!そして街路樹にソメイヨシノ若木が!渋谷駅東口、ヒカリエの対面、再開発のビルが2つ建つ。東京オリンピックの2020年に開業を目指すから、そこに至る明治通りの整備を始めんたんだろうな…渋谷区やるじゃん!


渋谷センター街を抜けて井の頭通りを北上する。渋谷区神南のNHK放送センター、代々木公園、オリンピック記念国立青少年センターの横をひたすら歩く。右手の樹木が圧巻。


そして、参宮橋の近く道路の上下線を隔てる樹木の植え込みの中、あっタイサンボクだ!花、を見てわかった。「国内で見られる樹木の花としては最大級」と図鑑にはある。初めてのタイサンボク、感激。上下線を橋渡しする歩道橋に上がってタイサンボクに近づく。


しかし、すんでのところで花に届かない…うぅ〜ん残念(涙。)あまり身体をのりだすと道路に落ちてしまうよ(笑い。)このタイサンボク、また、会いに来たいなあ!しかし、この後寄った新宿中央公園で他2本のタイサンボクに会うとは夢にも思わなかった。


昼食休憩で立ち寄った新宿中央公園。そして、また出会った、おお、タイサンボク!ここでも花に手は届かず残念。香りを嗅いでみたかったのに…名札の説明によると、タイサンボクは北米を代表する樹木の1つとある。なるほどねえ、アメリカの木なんだ。新宿中央公園ネムノキにも出会う。さすが都庁のお膝元、新宿中央公園はよく整備されている。


ちなみに、このタイサンボク、漢字で書くと「泰山木・大山木」、学名は、Magnolia grandiflora、モクレンモクレン属、別名:ハクレンボク、不分裂葉・全縁・常緑・互生、である。おお、タイサンボクもマグノリアかあ!ハクモクレン、シモクレン、コブシ、ホオノキ(それらしき樹木があるのだがまだ定かではない…)すべてマグノリアモクレンモクレン属である。ホウノキ・朴木・Magnolia obovata、ハクモクレン・白木蓮・Magnolia denudata、シモクレン・紫木蓮・Magnolia liliflora、コブシ・辛夷・Magnolia kobus、不分裂葉・全縁・落葉・互生、である。以上、余談、で本道に戻る。


道路を隔ててすぐ近くのセンチュリーハイアット、懐かしいなあ、よく使用させていただきました、ありがとう、センチュリー。


アイランドタワーを抜けて青梅街道に出て、新宿駅方面新宿大ガードをくぐり靖国通りに入って明治通りに出た所で左折。高田馬場方面へと向かう。大久保2丁目交差点までしばらく歩き、大久保通り方面へ右折する。ちなみに「大久保」なんて名前がついているからけっこうでかい幹線道路を想像してしまうが、これが意外と狭い。ちょっと笑ってしまいそう。


その、右折した大久保通りは上り坂で、道路標示によれば椎木坂!えっ、椎木?椎木があるのかな?で、目をキョロキョロする。おお、歩道の左側の植え込み、マテバシイだ!ほとんどすべて、マテバシイ。それで椎木坂か(笑い。)納得!


国立医療センター前交差点で左折し、大久保通りと諏訪通りをつなぐ、箱根山通りを歩く。左手の戸山公園の緑が深い。右手には、国立医療センター関連の建物とそして早稲田大学。かつて、この辺りは早稲田の杜、深い緑に覆われていたんだろうな…と想像しながら、戸山公園の緑に緑の空気を楽しむ。ああ、いい気持ち!


諏訪通りに出ると、すぐそこにガソリンスタンドがあり、その裏は早稲田奉仕園である。ここもよく使わせていただいた。最近はちょっとご無沙汰しているけど。敷地内をちょっと覗かせていただき、早稲田通りへと出る。西早稲田交差点まで高田馬場方面へ下り、さらに新目白通りを目指して甘泉公園横を下る。左折してすこし行ったところが面影橋。ここから見る春の桜、神田川にしだれかかる満開の桜一見の価値あり。


急坂を登りきるとそこは、目白通り鬼子母神表参道入り口。しかし今回は、そちらには行かず、目白台方面へ歩を進める。左手に日本女子大、右手に旧田中角栄私邸、今は目白台運動公園、そして椿山荘を右手にながめながら…椿山荘か…故Y君の結婚式はここだった…前職同期のK君の結婚式もここ…確か、彼の叔父さんがF観光の副社長だった…っけ…いずれの結婚式も盛大だったなぁ…江戸川橋まで歩く。


首都高5号線沿いの目白通り飯田橋すぐ前の白鳥橋まではクスノキの街路樹。これは、なかなか立派!素敵な木陰を作ってくれる。


飯田橋へ向かう目白通りを別れて後楽園方面へと歩を進める。白山通りとの交差点を突っ切って壱岐坂通りへ入り本郷通り入ったところで右折する。御茶ノ水方面、ちょうど順天堂の裏、医科歯科大へ差し掛かる少し手前、故Y君の住んでいたビル。入り口に、彼が退職後始めた個人事業のプレートがまだ貼ってあった。Y君、安らかに眠り給え、合掌。


聖橋を渡り、江戸遊へ。一風呂浴びて、ああ極楽。そういえば、江戸遊に初めて来たのは、やはり、Y君と長距離歩いた後だった…


御茶ノ水から中央線に乗って東京駅。まずは、八重洲シマトネリコに挨拶だ。あそこのシマトネリコは、ほんと、きれいな樹型している。管理もしっかりしてるし。挨拶がすんで、締めの八重洲地下キリンシティー


ブラウマイスター、ああ、うまい!


梅雨入りを間近に控えた、清々しい初夏の6月最初の土曜日、いい、一日だった。