Death in the Afternoon

HemingwayのDeath in the Afternoonがおもしろい。ヘミングウェイによる闘牛の解説本だ。闘牛のルール、牛(Bull)の特性、闘牛士のレベル、闘牛場の施設、闘牛場のある土地(マドリードとかバレンシアとか)、レストラン、観客の感想等々、闘牛に関することならなんでも、ありとあらゆることが精緻に書かれている。


僕は、闘牛はまったく知らないに等しい読者だが、つい、引き込まれてしまった。ネットで闘牛の解説記事をググって見たくなるほどに。


この本、今でいうと、オタク本だね。多分、ヘミングウェイは闘牛オタクだったんだ(笑い。)


英語的には、それほど難しくはない。The Old Man and the Seaより、もしかしたら易しいかもしれない。闘牛用語がたくさん出てくるので、それらのうち主要な用語はやはり覚えておいた方が読みやすくなる。ご丁寧に、巻末に闘牛用語辞典もついている(これも、スゴイね。)matador, picador, banderillo、これ、覚えたよ。この3つが分かるだけでも、かなり前進する。もし、実際に闘牛を見たとしたら、闘牛場(ring)で闘牛士たちが何をやっているのか、けっこう分かるよね!


恥ずかしながら、闘牛って1人の闘牛士がやるものだと思ってた…違うんだ、チームプレイなんだ!びっくり。かなり、構成的だよね。役割がキチンと決まっていて、構成的だよね。そのなかで、闘牛士たちが、技術と、美と、演技を競うんだろうな。


いちおう、60ページまで読んだけど、最後まで続くかな!?