Death in the Afternoon 2

前回この本について書いたのが6月26日でそのとき60ページ付近を読んでいたみたいだが、本日、本文238ページと、闘牛用語解説のいくつか、闘牛を見た人の簡単な感想、アメリカ人闘牛士シドニー・フランクリンについての覚書のような文、を読み終えた。とは言え、内容を読み終えたというよりは、とにかく全文字、all words, sentencesを読み終えたといった方が正しいのかもしれないが…とにかく読んだ。


途中、Google mapでスペインの都市を検索したり、Google検索で、闘牛について調べ、徐々に闘牛の知識を増やしながら、なんとか最後までたどり着けた。面白かった!最初に持っていた闘牛のイメージ、それは、世間一般的なステレオタイプの闘牛知識であったことがわかったのだが、が一変した。スペインに行って、一度は見てもいいかな…と思うようになった。


Google検索では、JoselitoとBelmonteの画像をよく見た。おそらくこの2人の闘牛士が、この本の中に一番出てくる2人であっただろう。そして、過去・現在・将来(?)最高の闘牛士の中の2人であることには間違いなさそうだ。Joselitoの場合、単にJoselitoでググってダメだ。Jose Gomez y Ortegaでググって初めて抱負な情報にたどり着ける!動画もあった。日本語で「ホセリート」を入れても興味ある情報は得られない。


時代は1910,20年代の話しだけれども、僕も闘牛はまったく知らないわけだし、しかも英語ときているので、そういうのもあって、昔、という感じがまったく無く、ホント新鮮な感じでHemingwayの、闘牛観、闘牛描写、人物描写、「死」にたいする見方等、Hemingway styleの文章を存分に味合うことが出来た。いつになるかは分からないが、再読したい本の1つである。Natalie師匠はいい本を紹介してくれたもんだ。感謝。


パンプローナが舞台ということで、The Sun Also Risesを読み始めた。chapter6まで読んで、chapter8からは、舞台がパリからパンプローナへ移る。楽しみ。会話文が多く、こちらの方がだいぶ読みやすい感じ。


ところで、HemingwayやFitzgeraldらは、Lost Generationの時代を生きた作家だ。第1次世界大戦が、1914年から1918年、日本の大正時代が1912年から1926年、Anne Shirly(赤毛のアン)は1877年から1952年(75才?)、Hemingwayは1899年から1961年、そしてみすゞさんが生きたのが1903年から1930年…1910年代、20年代、内外の社会に何か惹かれるものがある…もっと読んで調べてみよう…


日本ヘミングウェイ協会という団体がある。ウェブを眺めていた所、2015年に遡るが、その団体の年次大会で「人種問題と絡めたJake Barnesのジェンダーの曖昧さ――The Great Gatsbyとの空間的な比較から」」というグループ・セッションがあったのを見つけた。うわ〜、The Sun Also Risesだ、genderだ、多様性(人種問題)だ、The Great Gatsbyだ…!!!聞きたかったな〜〜〜