doing nothing(何もしないこと)

「ジェンドリン哲学入門 フォーカシングの根底にあるもの」という本を読んでいたら、doing nothing(何もしないこと)というフレーズに出会った。ひょっとして、今の自分に最も必要なことかもしれない・・・とからだの内に何か感じるものが流れた。アレクサンダー・テクニークの基本概念に、抑制(inhibition)というのがある。これは、他でもない、やらないことである。何をやらないか、end gainingをやらない。つまり、結果を得よう得ようとして、自分が最適と信じているやり方でやる、それをやらない、ということである。アレクサンダーいわく、やらないことによって正しい方向づけ(primary control)ができる、というのである。うぅ~ん、深いなぁ、とつくづく思った。でも、やらないことも、けっこう勇気要りますね!(笑い。)