Intraverted Sensing 3

最近はMBTIに触れる機会が多く、そちら方面の感度が上がっている。今日も自分の内Sを感じさせる一件があった。これまでは、何とも思わなかったのに・・・


フルートのマウスピースを口に当てたとき、唇が押しつぶされて息を出す隙間が左側にずれていることに気づいた。これまでフルートの先生から何回か言われていたが、これまであまり気にしていなかった。


先週のATワークショップをきっかけにアレクサンダーの話を思い出し、自分の唇を鏡で観察してみようと思い実行した。で、見てみると、自分の感覚以上に左にずれており、しかもいびつであることが分かった。「これじゃ、いい音でないよな・・・」と実感。そこで、これをどう改善するか???


これまでずっと、いい音色のためには、マウスピースに吹きこむ空気を絞って息の収束性とスピードを上げることが必要だと理解していた。そして、そのために唇に力を込め形を最適化しようとしていた。しかし今回の観察でわかったのは、そうすればするほど、つまりend gaining、唇が歪むことであった。まさに、end gainingの典型である!しかし、アレクサンダーも自分のからだの歪みについて鏡を見て発見したので、これはしてやったりと思った。


そこで、唇に力を入れない、自然な形で唇の形を作る、顎が関節からぶら下がっている感じを感じる、頬の辺りを緊張させない等々、これまでATで習った知識をすべて用いて対応しようとした。結果、自分勝手に納得し、なんとなくはよくなったような気がしていたのだが・・・


先ほど、ゆりこさんのレッスンを受けた。その際、ゆりこさんが言うには「そのように唇の状況に直接注意を向けるのではなく、からだ全体を緩め、その結果として頬も顎も唇も緩んで、最終的に唇が自然に開くようになる、それが正しい」であった。やっぱり、ガァァ〜〜ン。


ボクは、自分の観察と体験にもとづきながら状況を克明に描写し、自分がどのように対応しようとしたかを意気揚々と説明した。つまり内Sを駆使したのだが、それがその言葉で一刀両断にされてしまった(笑い。)


全体性なのだ。Holism(全体論)、holistic approachi(全体論的アプローチ)が必要なのだ。ボクにとっては、イメージ、可能性、関連性、全体像の真逆外Nアプローチである。


またまた、なるほどねぇ・・・うぅ〜ん、鍛えられるなぁ・・・という気づきのレッスンであった。


ただ、いいわけをすると、そうは言っても、やはり現象を正しくとらえることは重要である(笑い。)