地図と新幹線

12月28日(月)、新幹線で帰省した。のぞみ31号の14号車は100%乗車率ではあったが、猛烈な帰省ラッシュという感じではなく、比較的ゆったりした気分で乗車することができた。東京〜新山口、4時間半の旅である。


先日買った「今がわかる時代がわかる2010年版 日本地図」を持って乗りこんだ。運よく、座席はA席、つまり、進行方向に向かって左の窓際、地図で言えば海側である。


折りたたみ式のテーブルの上に地図をおいて、車窓の景色と見比べながら現在位置を確認。すると・・・「おぉ〜すごいすごい、今、このトンネルを走っている!」などと、ほぼ確実にわかってしまう。「今、ここだから・・・えぇっと、もうすぐ左側にxx本線在来線が並行して走って、そうすると、もうちょっとでxx駅だな」「あっ、今渡った川は yy川だ!」というのがわかってしまう。実におもしろい。まるで小学生に戻ったような気分!


いつもだったらビールを飲んで寝てしまうところ、今日はコーヒー一杯で目はぱっちり、目的地(新山口まで)冴えていた(笑い。)いゃ〜、おもしろいです!!


学生時代から、新幹線で帰省するといつも「あぁ、山口に帰ってきたなぁ・・・」と感動する景色がある。周南工業地帯、徳山の石油化学コンビナートである。その中でも出光の徳山製油所がすごい。今では、設備投資も抑えられてかなり老朽化して見えるが、当時は最先端の化学工場であった。それを見るたびにに故郷山口県の発展の象徴である、と思ったものだ。


しかし、時代は変われども、この風景は変わらない。きょうも日没時に点灯された工場設備のイルミネーションの美しさに目を奪われながら、のぞみ31号はすぅ〜っと徳山を通り過ぎた。


ちなみに、山口県徳山市を中心とする周南工業地帯の石油化学コンビナートは、茨城県鹿島の臨海工業地帯のモデルとなったところである。日本有数の工業地帯だ!ただし・・・持参した地図の情報によると、それゆえに山口県はCO2の排出量において全国第6位だそうです。うぅ〜ん・・・


実家に戻って、埼玉の我が家の縛りから解放され、妹としこたま飲んでしまいました。プレミアム・モルツ、その黒ビール、やめときゃいいのに、なんとなくウィスキー・・・ちょっと飲みすぎですね(笑い。)