交差(crossing)

TAE(Thinking At Edge)の中に交差(Crossing)という手法がある。


TAEの先生、得丸さと子さんによると「交差」とは「ある事例が示唆することが、別の事例にもあるとすること」とある。


最近、というか今頃になって気がついたのだが、ボクは「交差」するのが大好きで得意で、いわば、能力あるいは強みみたいなものなのだ。「交差(crossing)」という作業にドライブがかかる。いろいろな事例を「交差(crossing)」させているとき、ワクワクし生き生きとしている自分を感じるのだ。


これまでは「関連づけ」などという言葉を当てていたのだが、まさに、突如として交差(crossing)が出現した。そう、交差(crossing)なのですよ!


内Sを主機能とするボクの場合、交差(crossing)する材料は体験にもとづいた蓄積データである。読んだもの、見たもの、聴いたもの、参加したもの等々。空想したり想像したり、そういうものは残念ながら交差の材料にはならない。とたんにモチベーションが下がる。


今、もっとも関心がある「交差(crossing)」題材が、ILP(Integrated Life Planning)、嗜癖システム、Helping Skill、Systems Approach、統合的介入法、そしてAlexander Techniqueである。特に嗜癖システムとAlexander Technique(AT)の交差、これはもう興奮もの!


わたしたちは、嗜癖システム化した社会の中で、それに気づかずその中で生きている。嗜癖システムは、腐敗、堕落、死に至る、非生命的システムだ。嗜癖システムに嵌らずそこから脱却し、新しいシステムを作りそこで生きていきたいと思う。そのための強力な方法の一つがATであることに今、気づいたのだ。


嗜癖する社会」「嗜癖する人間関係」「ILP」「Helping Skills」「アレクサンダーテクニーク」を読みながら、一所懸命「交差」させようとしている。


上手く交差できたら、けっこうおもしろそうだ!