ライフデザイン・カウンセリングをめぐって

2013年以来、Savickasのキャリア構成理論、最近は、ライフデザイン・カウンセリングに関心を持ち、ずっとかかわってきた中で、最近、ライフデザイン・カウンセリングの研修と、そのマニュアル本に直接触れる機会を得た。


マニュアル本「ライフデザイン・カウンセリング・マニュアル」を何度も読んでいる。まだ、うまく言葉にして説明はできないが、読みを通して、あくまでも僕の中での話ではあるが、驚くべきことにいくつか気づいたのである。


1.ライフデザイン・カウンセリングの原理とクリーン言語の原理が非常によく似ている。両者、セッションの主役はメタファー!クリーン言語的にいうと「メタファーに委任する」という言い方になる。ライフデザイン・カウンセリングでは、ロールモデルが象徴するメタファーに問題課題の解決を委任している。


2.ライフデザイン・カウンセリングとジェンドリンのTAEの進め方の形式がよく似ている。特に、得丸さと子氏の「ステップ式」!自分のキャリアやライフという、そこにあるけれどもまだはっきりと言語化されていない直接照合体から感じる言葉を抽出し、マイセンテンスを作り、交差や論理操作を加えて、「私」の理論を作る。これ、「ライフポートレート」じゃない!?ライフポートレートは、5つの質問から得られたマイクロナラティブをそれぞれ一つの定型文として構成し、それらを組み合わせてマクロナラティブ〜アイデンティティ・ナラティブ〜ライフポートレートに再構成する。


3.ライフデザイン・カウンセリングのライフポートレートが、MBTI(r)の「各タイプによく見られる(よく表れる)特徴」によく似ている。MBTI(r)「タイプ入門」で自分のBFTの記述を読むと、あたかもそれが自分のようであるかのごとくしっくりくる。これ、「ライフポートレート」じゃない!?ライフポートレートは、自分を表現している。


全然別個のアプローチと思っていた3つの考えとやり方が、質的にみると結構似通っていることを発見し、ちょっとこころときめく最近である!


ただ、まあ、いずれも高度に極めるのは、たゆまぬ実践と学びがなければ、かなり難しいけどね、そこまではなかなかね...(笑い。)