みすゞさん、Natalie、TAE 2

Natalieの本に、
Don't tell, but showというのがあった。続けると、"It means don't tell us about anger (or any other those big words like honesty, truth, hate , love, sorrow, life, justice, etc); show us what made you angry. We will read it and feel angry. Don't tell readers what to feel. Show them the situation, and that feeling will awaken in them.


「語るんじゃなくて、見せ(示し)なさい、ってか!例えば、僕が何かに対して怒っているとき、それを僕は怒っていると書くんじゃなくて、何が僕を怒らせているのかを見せ(示し)なさいって。それを読んだ人はその怒りを感じるよ。それは、例えば、正直、真実、憎しみ、愛、悲しみ、人生、正義等々の、いわゆる大きな言葉のときも同じこと。自分が感じていることを直接つたえたらだめ(書くことって心理学とは違うんだよね。)読者に示すのは状況だよ。それを読んだ人の中に、その気持が目覚めるんだよね。」


もしかしたら、これってみすゞさん!?
「鯨法会」の最後の2行:
海のおもてを、鐘の音は、
海のどこまで、ひびくやら。


海は、紫津浦・仙崎湾、そして日本海へつづく、ずっと彼方まで続いて、そうそう、未来永劫に続く感じ。消えることなく。悲しく寂しい中に慈しみがある。晴れて青い空と青い仙崎の透明な海が目に浮かぶようだ。

これ、Don't tell, but showじゃないかな!?