Natlieとみすゞさん4

いつもながら、Natalieの言葉(本当にこんな感じで言ったり書いたりしているか…まったく自信ないけど(笑い、)なんとなくしっくりくるんで、ちょっと遊んで、話し言葉ふうに訳してみた。)


「(前略)要するに、もしいい書き手になりたかったら、3つのことが必要ってことなの。まず、たくさん読みなさい、次に十分にそして深く聴くことね、そしてたくさん書くこと。それと、考えすぎちゃダメ。ただ、言葉と音とそして色感覚の炎の中に入り込んでペンを動かし続けることね。」


「みすゞと雅輔」によると、みすゞさんは本が大好きで、いつも本を読んでいた。東京から入荷する詩の雑誌を何度も何度も読んで、何度も何度も詩を書いた。きっと仙崎の「波の音」「風の音」「鳥の声」「街の声」「鰮の声」「鯨の声」「虫の声」「雪の声」「花の声」「星の声」「…の声」を十分に深く聴いたのだろう。読んで、聴いて、そして書き続けた。そこから生まれた詩のように僕には感じるなあ…


Natalieいわく、「(前略)でも、もし何か学びたいと思ったら、その大本があるところに行くことね。17世紀の偉大な俳人松尾芭蕉はこう言ったの。『木について知りたかったら、その木のところへ行きなさい』って。つまり、もし詩について知りたいと思ったら、まず詩を読んで、詩を聴くこと。そこに含まれてるパターンや形式を自分のからだに刻み込むこと。間違っても、その詩から身を引いて、それを論理的に分析してやろうなんて気を起こしちゃダメ。からだ全体で感じるのよ。偉大な禅師、道元師は「霧雨の中を歩いたら、濡れるだろ」って言ったわ。だから、ただ聴いて、読んで、そして書く。少しずつ少しずつ、自分の言いたいことへ近づいて、自分の声を通してそれを表現できるようになるわ。)


うぅ〜ん、これなんか、僕が感じるみすゞさんとその詩そのものじゃない!?で、それじゃ、詩を聴いてみようと思ってamazon見たら「永遠に残したい日本の詩歌大全集1 金子みすゞ詩集」があって、朗読が竹下景子さんだったので、うん、これならいいや!と思って注文してしまった。



ちなみに、芭蕉の言葉はスゴイね。ガツ〜〜んと一発、頬を張られたような気分だな(笑い。)四の五の御託を並べるんじゃなく、そこに行ってこいって感じかな。まったく、その通り!


読んで、聴いて、書く…か…(narrativeの世界では、語るだね…)少しずつでも実践したいな。