気功とアレクサンダー・テクニーク 2

晶子さんによると、頭の重さはお米の袋1個分(約5キロ)くらいなのだそうだ。それを支えているのが、脊椎、要は背骨(せぼね)である。ところで、背骨というと背中(胴体の背面)にあるゴツゴツした骨をすぐに思い浮かべるだろう。そして、これが頭の重さや体重をを支えている骨と思うだろう。実はボクも恥ずかしながら、ATを2年半もやっていながら、なんとなくそう思っていた。しかも、頭の重さを脊髄の胴体背面の部分で支えるイメージを持ち、そのイメージで真っすぐ立つことを方向付けをしようとしていた。

きのうの晶子さんの話は、目からウロコ!体重を受ける部分は、背骨の前半部分で、後ろの部分はなんと神経を通す部分だったのです。驚き!「音楽家ならだれでも・・・」の本を改めて見返すと、ちゃんとそのように書いてあった!!!さらに、イメージとしてはリンゴの芯で、それが真中にあり、そのまわりに胴体と他の部分がある、そんな感じなのである。えらい大間違いをしていた!!!

きのうの晶子さんのタッチで、真中にある背骨、体重を支える背骨、そのまわりの肋骨とその容積の感じ、そこに収まる肺以下の臓器、それをなんとなく意識することができた。その途端、声が変わったのだ。それにこの背骨で頭を支える感じで歩くと、これがまた全然違う。力強さが加わるのだ。歩いて疲れない。大地からの反作用が跳ねるように伝わる。足が嬉しがって反応する。うぅ〜ん、すごいねぇ!!!