インタラクティブ・フォーカシング

今日は、日精研フォーカシング・アドバンス継続コースの日。インタラクティブ・フォーカシングを中心にセッションを体験してきた。手元の資料を見ると、ボクが初めてインタラクティブ・フォーカシングを習ったのは、2005年10月25,26日、つまり今回は4年と3カ月ぶり、ということになる。


その後インタラクティブ・フォーカシングの練習は何度かやったことはあったが、今日は丁寧な解説とフルセッションのデモをオブザーブさせていただき、改めてこのやり方のパワーと素晴らしさを実感した。


インタラクティブ・フォーカシングの枠組みには「二重の共感のとき」というステップがある。ここで、話し手(フォーカサー)が話すセリフ(決まり文句)が実にいい!


「今の話が、私にとってどういうものだったか、私の身になって、聴き手のボディセンスを感じてみてください。私も、今の話が私にとってどういうものだったかを、思いやりを持ってやさしくボディセンスで感じてみます。」これがどういうことなのか?今日のフルセッションを通して、ビビビ〜っと感じることができた・・・ような気がする(笑。)


ボクが語る話しの内容ではなく、話しているときにボクが感じているボディ(フェルト)センスが、驚くほど聴き手(リスナー)に伝わっていたことがセッションの中でわかったのだ。だから、単に話を聴いてもらえた、わかってくれたを超えて、二人の共同作業で、まさにインタラクティブに何かを創り出したような気持にさえなった。


最後の振り返り全体セッションで「今日の体験を一言で言ってみてください、伝えてもいいと思う人からどうぞ・・・」と講師から言葉があった時、ボクがひねり出した一言:


「響きあうボディ(フェルト)センス」「ボディ(フェルト)センスの交流」


もう一つなるほど・・・があった。「安全を確保するための二つの言葉」というエクササイズである。


最初の言葉「安全ではない」この言葉を聞いた時のからだの感じを感じてみてください。(しばらくからだの感じに注意を向ける。)次に、「居心地がよくない/悪い」この言葉を聞いた時のからだの感じを感じてみてください。(再びからだの感じに注意を向ける。)何か違いがありますか?


確かに違う。。。あぁ、こんな感じを感じているとき、自分は安全ではないと思っているんだなぁ、居心地がよくない/悪い時ははこんな感じなんだ・・・簡単ではあるが、すごい!


Janet Kleinが考えたエクササイズだそうだ。安全を脅かすものへの小さな警告・・・この感じに気づいたら、自分でなんとかしなさい。それを感じたら、手遅れになる前になんとか対応が取れるでしょ・・・ということである。


ということで、たくさんの気づきをもらった今日一日であった。