善福寺川走破

今日は、前職で知り合ったコンサルタントのTさんと、杉並区を流れる善福寺川をその源流善福寺池から神田川との合流地点まで散策した。


そこからついでに新宿まで歩いたので、かれこれ15kmくらいのウォーキングを楽しんだ。気温が低く若干冷たさもあったが、日差しがあったにも関わらず汗もかかず、快適な散策を楽しめた。とても楽しかった!


中央線吉祥寺駅に10時に集合し、東京女子大の横を通り善福寺公園へ行った。善福寺池には上の池と下の池があり、上の方が大きい。貸しボート屋もあるくらいだ。コイや水鳥もいてのどかな風景。さくらは2分咲き。そこに善福寺川の源泉があった。


全流域、川に沿って側道があり川面を眺めながら歩けた。住宅街を流れる川とは思えないくらい水がきれいだった。若干、ゴミもあったが気になる程ではなかったし、清掃作業をやっている人もいて、よく管理されているのを感じた。


初めて通過した善福寺川緑地和田堀公園には感動した。約2km強の流域によく整備された公園緑地が広がっていた。ある場所はさくらが3分咲きで花見客もいたが、もうちょっと・・・という感じでもあった。緑地圏一帯の流れは特にきれいで、ちょっと大げさかもしれないがまるで清流であった。


ところで、河川というのは自然と人間との関わりから4つの特性にまとめられるそうだ。治水(洪水・高潮防御・土砂災害防止)、利水(水資源(水道農業工業用水)水量水質保全・舟運)、流域(河川総合開発・土地利用開発)そして親水(環境)(生態系保全・景観保全・レクリエーション)である。


善福寺川はこの4番目、親水の考え方をもとに計画的に保全されている川である。大都会東京にこんな美しい川と風景と環境があるんだ・・・とびっくり。


和田堀公園を過ぎたあたりで、さらなる親水事業のための工事をやっていたせいか、それ以降の下流は泥で濁っていたのがちょっと残念だった。


地下鉄丸ノ内線中野富士見町辺りで、神田川と合流して神田川になる。(ちなみに神田川の源流は井の頭池。)コンクリートで護岸され、コンクリートの水路を流れる二つの川が和田廣橋で合流する。何の変哲もない合流であり、距離的には10km弱であるものの、ここで善福寺川が終わり・・・と思うとなんとなく感慨深かった。


中野富士見町には丸ノ内線の操車場があったのでちょっと横道に逸れてそれを見てきた。神田川になった辺りからはすでに新宿高層ビル群が見え始めた。それもあってか、時間も午後2時半くらいだったので、新宿まで歩いていくことにした。


川に沿って青梅街道まで歩き、そこから右手に西新宿三井ビルを見ながら、新宿駅まで。以前、遺跡発掘していたところは、ツインタワーのような感じで40階建てのビルを建てようとしていた。


10Kmくらい歩いた辺りから、膝の裏の筋肉と、股関節がなんとなく痛くなり始めた。新宿についた頃には、限界の2歩手前くらい(汗・・・)でお恥ずかしい限り。もうちょっと修行が必要だ。


神田川の残り、青梅街道から東中野高田馬場、早稲田、飯田橋御茶ノ水秋葉原を抜け、両国橋辺りで隅田川に注ぎこむところまで歩いてみることを約束して、Tさんとお別れした。


一本の川を上から下まで歩いてみる・・・のもけっこうおもしろい!と感じた一日だった。ちなみに費用は、


北朝霞-吉祥寺 450円(武蔵野線)
お昼のロースカツ定食 1269円
新宿駅で甘味 850円

でした!