けっこう泣けます

先ほど、今、話題の本(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら) を読み終わった。NHKや日テレの朝番組で取り上げていたので、これがどんな本なのかはなんとなく知っていたが、買って読んでしまうとは思っていなかった。


今朝、市ヶ谷で人に会って話をした後、次の用事まで時間があったので、駅前の書店に入った。すると入口に本書とドラッカーが平積みにしてあるのが目にとまった。


パラパラっとめくって、オッけっこうおもしろそうだ、と思いながらもその場では購入せず、ちょっと店内をぐるっと回って、しばらくしてやっぱり買ってみようと思い手に取った。


ドラッカーとはいえ、エンタテインメント小説。意外とおもしろい。字が大きいのも手伝って、ワクワク・ドキドキしながらあっという間に読み終えてしまった。


266ページの全体にドラッカーからの引用がたびたび登場し、マネジメントのキーポイントが押さえてある。それが、物語となって展開されている。


ただ、お話自体がおもしろいので、マネジメントそっちのけで読んでしまうところはある。だから本書からマネジメントのとっかかりを学ぼうと思ったら、2回は読んだ方がいい。最初は楽しんで、2回目はちょっとマネジメントフォーカスで、という具合だ。


驚いたのは、もちろん著者は計算づくでそうしたのだろうけれども・・・感動して、けっこう泣けること。全部で四カ所くらいそんなところがありました(笑い。)