老いの才覚(ベストセラー)

今朝のNHKで、作家の曽野綾子さん著「老いの才覚」が取り上げられ、本人のインタビューとともに、本の内容が紹介された。


興味をそそられ駅の本屋で買って電車の中で読んだら、とても読みやすくておもしろく、都内への往復の車中で新書一冊読み切ってしまった。


老齢期の生き方についてのエッセーで、軽い感じで読めるが、ちょっと待てよ・・・これ、生涯発達心理学的に読むと、結局、老齢期の発達課題と危機についての本じゃないか!あるいは、老齢期のキャリア開発の入門書!


著者は死ぬまで働け、と言っているが、この働くはWorkのこと。老人は自立・自律して生きよ。老人の課題は、孤独と絶望を生きること。まさに、生涯発達とキャリア開発そのもの。


一文無しになったら、のたれ死に。のたれ死にはボクの死に方の候補の一つ(笑。)


何だか、いいですね!痛快な本でした。