2011 今年一年

これまで、あまり1年の振り返りなどすることはなかったが、今年は何となく、振り返ってみようかな・・・という気になった。


何といっても東日本大震災福島原発の事故である。直接被災したわけではないが、気づかないところで、大きな影響があったのは事実だろう。原発の、特に放射能の影響については、ここにきて、いかに大きくひどいものであるのかが、徐々に明らかになりつつある。


減量10で書いた減量/体重管理に加えて、今年のもう一つの大イベントは、サニー・ハンセンである。残念ながら、本人の来日は都合によりキャンセルとなったが、その著書「Integrative Life Planning」は、ボクの人生観や生き方を変えるきっかけになりつつある。


わけあって原書を3回は読んだが、本を読むことからこれほどのインパクトを受けようとは夢にも思わなかった。内容から特に大きかったのは、ジェンダーである。自分なりの解釈ではあるが、ILPを読んで、ジェンダーがわかった!そして、ジェンダーを越えて生きてみたいと思った。


2番目がスピリチュアリティーである。日本語で精神性・霊性と訳している。この言葉が、だんだんと身近になってきた。


スピリチュアリティーに関心が出てきた背景には、嗜癖について知り始め、そして、嗜癖から回復するにはどうすればよいかを考え始めたことがある。嗜癖については、ある人から進められて「嗜癖する社会」を読み、そこで語られていることが、まさにILPの中に描かれており、俄然、興味関心が湧いてきたのである。


アルコールや薬物、ギャンブル、暴力、性犯罪等、いろいろな嗜癖パターンがやたらとメディアを通して目に触れる。いずれも自分とは関係ないものだ、と思っていた。が・・・これが大間違い。嗜癖社会の中では、程度の差こそあれ、誰でも何かに嗜癖し、ボクも例外ではない。自分のある嗜癖に気づき、唖然とした。そして、回復したいと思った。


回復への一つのアプローチが、フォーカシングである。で、敢えていえば、フォーカシングは、とてもスピリチュアルなのである。スピリチュアリティーを扱ったフォーカシング関連の本、ほとんど洋書、を集めて読み始めた。そして、フォーカシングのワークショップに、これまで以上に取り組みたいと思うようになった。


そういうわけで、嗜癖を中心に、スピリチュアリティーとフォーカシングが結びついた。そして、文献を読み、周囲に紹介し、もっと広めるために、英語をまた、ものにしたいと思った。通訳ぐらいできるようになりたい。


アレクサンダー・テクニークが、5年目にして、かなり日常で実践できるようになった。特に、9月以降、一ランク上がった。からだの違いがよくわかる。メガネをはずして歩くようになった。歩き方が変わり、速度が上がった。プライマリーコントロールが取れ、からだと心とマインドが、活性化され、歩いているとき、自分が最も生きている感じがする。アレクサンダー・テクニークもまた、嗜癖回復の強力なアプローチである。


ジェンダー嗜癖の考察から、自分がこれまで、自分自身で意識的にふたをしてきた、あることに、触れることができるようになってきた(ここでは言わない(笑。))それを、驚くほど、スッキリと、認め、少なくとも、自分との会話の中で、語ることができるようになった。


自分の嗜癖に気づき、体重管理のプロセスの中で、食べものやビールを含め、余計なものを買わなくなった。ただ、これらは、まだ嗜癖用語いうところのドライ・ドランク状態である。まだ、ほんとうの回復には遠い。


というわけで、今年のキーワードは、


減量、ダイエット、体重管理、嗜癖ジェンダー、サニー・ハンセン、ILP、スピリチュアリティー、アレクサンダー・テクニーク、フォーカシング、英語、メガネをはずす、なのである。ちなみに、嗜癖とフォーカシングからは、もう一つ、intimacy(親密性)というキーワードをもらっている。


そうかっ!何かの外的なもの、物質的なものを得たというより、スピリチュアルな世界に触れ始め、スピリチュアルにちょっと成長した1年だったんだ!


来年は、何か形にしてみたいな。。。と思う。