action block とaddiction

フォーカシングのワークショップ2日目。今日も、とてもおもしろいことに気づいた。


Ann Wiser Cornelが「行動の停滞(action block)と中毒(addiction)が本質的には同じものだと思うようになってきた」と書いているのをSさんに教えてもらったのがきっかけで、今日は自分のaction blockに取り組んでみた。


action blockは、行動停滞のことであるが、もっと月並みなことばでいえば、いわゆる先延ばしである。ボクには、これが実にたくさんある。そして、人生の質を少なからず落としていると感じている。


これまで、自分のaction blockは、行動することや行動後の結果に対する怖れに由来すると思っていたが、今日のセッションで、まったく思いもよらないフェルトセンスが出てきた。


怖れもあるけど、それは実は、「快」の気分であったのだ。ボクは、それを「ぬるま湯」と名付けた。そう、ぬるま湯に浸かっているのである。浸りきっている。ぬるま湯に浸るのは、けっこう気持ちはいいだろう。でも、ぬるま湯だから、なかなか出られない。出ると、ブルっとくる寒気が待っている。


こういうのを、怠惰に浸るともいうだろう。もう、浸りきって、気持ちよく、何もせず、怠惰そのまま。。。そうなのだ、ボクのaction blockはぬるま湯、つまり、怠惰のなせる技であったのだ!それを、怖れのせいにしていた。怖れさん、すみません(笑。)


この、ぬるま湯、怠惰、実に気持ちいい。だからずっとそのままでいたい。で、行動しない。actionがblockされている。


きのう、頭がしびれるという感じに取り組んだ。ハッと気づいた。そうなのだ、この、ぬるま湯に浸っているとき、実は頭がしびれていたのだ。頭がしびれているとき、妄想、幻想を抱き、いろいろな嗜癖にかぎりなく近づいて行く。


現象はaction blockであるが、見方を変えると、ぬるま湯という「快」の嗜癖にとらわれていたのだ。Ann Wise Cornelは正しいと思った。


ぬるま湯というフェルトセンスに取り組んで、もっとその正体を暴けば、何か、抜け出せそうな気もしてきた。もしかしたら、人生変わるかも。。。