樹木図鑑

4月23日(日)に港区白銀台の東京国立科学博物館附属自然教育園(植物園)を訪ねた。行きたいという熱意と知りたい・見たいという目的を持って植物園にいくなんて、はっきり言って生まれて初めて(笑い。)


これまで行った植物園ってどこがあったっけ?数えるほどしかないぞ…(汗…)。まず、北大植物園…何回行っただろう…もっと行っておけばよかった…国立科学博物館附属筑波植物園、淡路島に植物園があったよな…あそこはよかった…他にあるか?多分あるとは思うけど、覚えてない…まあ、その程度だ。その程度の僕が、今回は違ったね!見たいと思って、白金に行ったんだから!


入場料を払って園内に入るなり、度肝を抜かれる。路傍植物園。ほぼ、ありとあらゆる樹木、草花に名前・名札がついてるぅぅぅぅぅ〜〜〜〜大感激…当たり前だ(笑い。)いやぁ、圧倒されました。当然、ほとんど覚えられないよね。


園内をゆっくりと、1時間半くらいかけて歩き、いろいろな植物・樹木を見て楽しんだ。外来樹木のシュロが園内にはびこって、在来種を駆逐しているという説明図には胸が痛んだ。50年少々で樹木の相が変わるというパネルを見て、自然のエネルギーと生きている系の力強さに感動した。で、帰りに少々悩んで、今しかない、と思い「葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑」を買った。


それ以来、職場に通う道すがら、樹木図鑑片手に葉っぱを見ながら、樹木の名前あてにハマってしまった。外から僕を見る人は、変なオジサン…と見ていることだろう。


1週間程経つと、なんとか、引けるようになってきたのだが、2〜3の樹木は、ほぼ完璧に見つけて覚えることができている。今、一番おもしろい樹木、分裂葉・全縁・常緑・互生の『カクレミノ」これ分裂葉と不分裂葉が混在していて変わってるよね。見てても面白いし名前も愛嬌がある。意外といろいろなところに植え込まれている(知らぬが仏。)


羽状葉・全縁・常緑・対生の「シマトネリコ」。この樹型が美しい。常緑樹なのになんとなく落葉樹のように見えてしまう。その葉っぱの感じと若干白っぽい、というかグレーの樹皮の色がいい。東京駅八重洲口の植え込みにあるよね。


特徴と名前がわかると、いろいろな庭や玄関先の植え込み、あるいはポットに植えられているのが目につくようになってきた。


公園樹は、「マテバシイ」秋のしいの実が楽しみだね。近所の柿の木幼稚園の園庭にはけっこう高樹齢の巨木が何本もある。銀杏、ソメイヨシノぐらいはすぐわかるよな。モミジもある…と単純に思っていたら、あれ、「トウカエデ」だったんですねぇ!葉の形と樹皮でわかった。もしかしたら「ホウノキ」もあるかも…これはもう少し観察が必要。「サルスベリ」もあるぞ。ただ、これは簡単。ただの落葉広葉樹から、こんなに区別がつくようになった。


まあ、まだこれくらい実力しかないけれど、夏・秋と季節が進んで、様相が変わっていくのをみるのが楽しみですね!