樹木図鑑3−朝霞市城山公園−

思わず興奮(笑い。)朝霞市岡にある城山公園で雑木林の樹木を見てきた。


うち(朝霞市三原)を出て、朝霞市泉水方面に歩き、坂下付近から黒目川沿いの堰堤に降りる。川の土手を約3kmぐらい歩いたところに、城山公園はある、多分、武蔵野の自然が残っている…と思われる、こんもりした公園。何だが、昔、城があったとか。まあ、それは、また機会があったら調べてみるけど、とにかくそこへ行って樹木観察した。


いちおう公園と名前がついているので、ある程度の管理はされているとは思うが、それでも、こんもりした山の斜面には雑木林ふうの場所がかなりあって、というわけで、半管理・半野生って感じかな。


そんな言葉あるかどうかはしらないが、例えば街路樹や公園の樹木、庭木は完全に人によって管理されている。それに比べると、城山の樹木は自然そのまま(武蔵野雑木林)的に見える。まあ、植樹したかなと思われる広場、遊び場もあるが、広場遊び場といえども、かなり背の高い樹木が植わっており、林の一部を成している。


コナラ、カツラを見つけた。うんカツラだ、高木だった!恵比寿ビジネスタワーのカツラは造園のカツラだが、ここのカツラは、多分野生。堂々としていた。数本のカツラが群生?し、見事!


シラカシがあり、常緑樹のシロダモを初めて見つけた。葉の「三行脈」が特徴でこれで分かった!アラカシ?と思われる常緑樹もあり。


広場遊び場のハクモクレン、あの葉っぱいいよ、ホント気持ちよく風にそよいでいるようで、好きだなあ!イヌシデ、かなりの高木、これも初めて見つけた。樹皮に特徴がある。樹皮に黒の縦スジが入り、年月がたつとストライプ状に見えるという図鑑の説明で判別できた。


黒目川沿いの土手と、城山公園に上がる辺りでミズキを見つけた。白い花が、これも見事、いいよ、ミズキ!ただ、葉っぱだけだと見分けられなかったろうなあ…アオキもけっこうあった。斑は入っていない。


樹木図鑑を買って以来、観察したのが街中だったので、今日の城山公園、半管理・半野生かもしれないけれど、雑木林の中に荒々しい野生のエネルギーのようなものを感じた。ちょっと大げさかな?


ホント、街中の樹木は管理されているよね。高木は強剪定されて…なんだか力を削がれているような…ちょっとかわいそうな感じもして、複雑な気分。でも、まあ、街と人と共生するためには、必要な管理なんだろうな…街路樹、庭園樹、庭木の管理、言わば動物園の動物とか、ペットの犬とか、何かそういう管理された動物たちと似てるねって感じだよ。それはそれで、面白いところはけっこうあるけど、半野生の雑木林、生命同士が戦ってるよ、荒々しく、力強く…


樹木図鑑を片手に雑木林を見てそんな力強さ、エネルギ−、荒々しさ、ドヤ力、生命力、自然淘汰、感じたなあ…いやあ、雑木林は面白い!