仮面ライダーとロールモデル

Savickasのライフ・デザインに幼少期のロールモデルについての質問が出てくる。第1番目の質問だ。僕は、この質問、何度も答えてみたが、僕のヒーローはだいたい決まっていて、長嶋茂雄月光仮面、滝城太郎の3名なのである。


昨日も書いたけど、最近仮面ライダーにハマっている(若い頃はちっとも見なかったのに。)アギト、電王、アマゾンズだぞ、全部いい(笑い。)


で、今日、ふと気づいた。あっそうか…子供の頃のあこがれ、月光仮面だった。今、ハマっているのは仮面ライダー…だ。仮面かあ…何たる一致…不思議…


ところで、仮面ライダーにしても、るろ剣にしても、人にこの話をする時よく使う照れ隠し用語に「この年で…」というのがある。「この年」で「仮面ライダー」「るろ剣」にハマってしまって…はっはっは(笑い、)という文脈で使う。要はこの年令で「仮面ライダー」や「るろ剣」にハマって見てしまうって、年不相応じゃない、おかしいよね…みたいなことをいっているのだが、実は違うんだよね、今日、気づいた。


「この年で…」じゃないんだよ、「この年だから」なんだよね。というのは、たとえば前職にいた頃、高校生の頃、大学生の頃、つまり若かった頃、おそらく他のことやってて見る暇というか時間というか興味関心というか、それがなかったんだよ、多分。だから見なかったんだよ。そして「この歳」になって見る時間ができた、気持ちの余裕ができた。


自分の中で忘れていた何か、過去に置き去りにしてきた何か、ずっと凍結していた何かが、今、呼び起こされて、呼び覚まされて、大人の自分の時間の中に時を超えて再び存在し始めたんだよ。その余裕とエネルギーができたんだよね。だから、「この年で…」じゃなくて、「この年だから」なんだよね。


「仮面」かあ…僕の中に「仮面」に対する何かの憧れのようなものがあるんだろうね…面白い…


折しも、土曜日(20日)に京都からIさんが上京し、1年ぶりにクリーン言語の練習でもしませんか?という話になった。クリーン言語、また、思い出さなくっちゃ!

仮面ライダー電王

仮面ライダーアギトに引き続いて仮面ライダー電王を見始めて先程全49話を見終えた。いやあ、満足、面白かった。これで、仮面ライダーシリーズは、アギト・電王・アマゾンズ(シーズン1)・アマゾンズ(シーズン2)の4作目だ。


電王は2007年の作品だから10年前か・・・けっこうCG使っていた。迫力ある映像だった。電王でおもしろかったのは俳優陣。主役の電王は佐藤健くんだ。ご存知、緋村剣心!この時、18歳。かわいい(笑い。)彼、いいね。「持ってる」感じだね。


桜井侑斗役が中村優一くん。ああゆう感じの若いのいるよねって感じの役で最初は好きではなかったが、回が進むにつれて、役中の立場もセリフもなかなかいい感じになっていった。彼は、八重子のハミングで主人公の息子役で出ていた。舞台挨拶にも登場し、なんとなくの親近感を感じる。


びっくりしたキャストの1人、最後の37話〜49話に登場したカイ役の石黒英雄くん。おぉ、ウルトラマンオーブではないか!びっくり。ウルトラマンオーブのクレナイ・ガイは、熱くてクールなヒーローだが、カイは悪役。憎たらしい役に徹していた。満島ひかりさんも17話、18話、33話で出ていた。


こうみると、電王、豪華俳優陣だったね。全員20才前後の若者たち!仮面ライダーは若者たちによってつくられ成り立っているドラマなんだ。若さが弾けて爆発。


キャリア教育で大学2年生に教えることがあるけど、これまで、授業をした印象などから、大学2年のことを幼く感じていた。しかし、仮面ラーダーシリーズを見るようになって、特に今回の電王を見て、大学2年生を見る目が変わった。20前後の君たち、なかなかいいよ!若者がんばれ!

八重子のハミング

有楽町で映画「八重子のハミング」を見てきた。山口七夕会という山口市に所以のある人たちの会があってそこからの情報でこの映画のことを知り、舞台が萩市ということや、映画へのサポートも含めて前売りチケットを買っていた。今日が初日で、映画館は大入り満員、立ち見客もでた。


若年性アルツハイマーの妻を14年間介護した夫を中心とした、家族、仲間、コミュニティの物語だった。ちょうど、劇中、主人公(夫と妻)たちと自分の年令が同じくらいだったので、そういう意味でも、とても実感の湧く物語りだった。


主演の升毅さん、妻役の高橋洋子さんがよかった。東京開催初日ということで、初回上映終了後、舞台挨拶があった。主要なキャストが壇上に立ち、司会者の質問に答えるというかたちで、それぞれが映画に対する思いを語った。


升さんは、この映画が初主演だったそうだが、スピーチの最後の方で絶句する場面もあった。このストーリーであの演技、無理もないなあ…と共感した。最初は役作りに悩んだが、最終的にそのままの自分で撮影に臨み、物語の中に入って行ったと語った。


妻が静かに穏やかな笑顔で亡くなり、夫が号泣する場面があったが、よく、号泣というと、どこか嘘くさいところもなきにしもあらずと思ってしまうこともよくあるが、この夫の14年間を思うと、あの号泣も本当に自然な号泣だった。演技の号泣もあるけど、あの役を演じていたら、役者本人の涙ももしかしたらあったかもしれない…と升さんの話を聞いて思った。


劇中、萩の風景がいくつか出てきた。笠山の椿群生林、行ったぞ、あそこ。ただ、僕が行ったときは椿は落ちていた(笑い。)一番驚いたのは、なんと、油谷湾温泉楊貴館!あの大浴場、入ったぞ!窓越しに油谷湾が見えるあのお風呂。夕方は夕日が見えるあのお風呂、入ったぞ!これにはびっくり!


友だちの医者役の梅沢富美男とガン手術入院中の主人公が、徳山の病院の屋上でタバコを吸う場面。どっちだったかなあ…会話の中で、「おまえ、わや、ゆうなぁや…」。これ、山口県人しかわからないでしょ(笑い。)「おまえ、無茶いうなよ」です。


升毅さんという男優、僕は最近この方を知った。直近では、広岡浅子の物語「あさが来た」で、あさの父親役。そういえばそうだった。しかし、それよりも僕にとって強烈なインパクトを与えたのは、「仮面ライダーアギト〜〜〜〜〜!!」アギトの翔一君が居候していた美杉家の美杉教授!この人が升毅か、40代の彼でした。なかなか、かっこいい俳優だね。


映画を見終わった後、有楽町から東京駅まで歩いた。JRの高架脇の歩道、有楽町東京国際フォーラム辺り、あの辺りの街路樹は、ベニバナトチノキ。で、恥ずかしながら昨日初めて知ったのだ。マロニエって云うんだって、トチノキのこと(正確にはセイヨウトチノキ)。これフランス語。これが、マロニエかあ、はぁ〜〜〜〜そうか〜〜〜銀座にはマロニエゲートもできたし(笑い。)


最寄りの志木駅からの帰り道、近くのマンション、プラウド志木の庭木に「アメリカザイフリボクジューンベリーと言うそうだ、を見つけた。樹木観察の腕前、2週間前から格段のシンポを見せた。


5月にしては若干蒸し暑い、でも、爽やかな一日でした。

樹木図鑑3−朝霞市城山公園−

思わず興奮(笑い。)朝霞市岡にある城山公園で雑木林の樹木を見てきた。


うち(朝霞市三原)を出て、朝霞市泉水方面に歩き、坂下付近から黒目川沿いの堰堤に降りる。川の土手を約3kmぐらい歩いたところに、城山公園はある、多分、武蔵野の自然が残っている…と思われる、こんもりした公園。何だが、昔、城があったとか。まあ、それは、また機会があったら調べてみるけど、とにかくそこへ行って樹木観察した。


いちおう公園と名前がついているので、ある程度の管理はされているとは思うが、それでも、こんもりした山の斜面には雑木林ふうの場所がかなりあって、というわけで、半管理・半野生って感じかな。


そんな言葉あるかどうかはしらないが、例えば街路樹や公園の樹木、庭木は完全に人によって管理されている。それに比べると、城山の樹木は自然そのまま(武蔵野雑木林)的に見える。まあ、植樹したかなと思われる広場、遊び場もあるが、広場遊び場といえども、かなり背の高い樹木が植わっており、林の一部を成している。


コナラ、カツラを見つけた。うんカツラだ、高木だった!恵比寿ビジネスタワーのカツラは造園のカツラだが、ここのカツラは、多分野生。堂々としていた。数本のカツラが群生?し、見事!


シラカシがあり、常緑樹のシロダモを初めて見つけた。葉の「三行脈」が特徴でこれで分かった!アラカシ?と思われる常緑樹もあり。


広場遊び場のハクモクレン、あの葉っぱいいよ、ホント気持ちよく風にそよいでいるようで、好きだなあ!イヌシデ、かなりの高木、これも初めて見つけた。樹皮に特徴がある。樹皮に黒の縦スジが入り、年月がたつとストライプ状に見えるという図鑑の説明で判別できた。


黒目川沿いの土手と、城山公園に上がる辺りでミズキを見つけた。白い花が、これも見事、いいよ、ミズキ!ただ、葉っぱだけだと見分けられなかったろうなあ…アオキもけっこうあった。斑は入っていない。


樹木図鑑を買って以来、観察したのが街中だったので、今日の城山公園、半管理・半野生かもしれないけれど、雑木林の中に荒々しい野生のエネルギーのようなものを感じた。ちょっと大げさかな?


ホント、街中の樹木は管理されているよね。高木は強剪定されて…なんだか力を削がれているような…ちょっとかわいそうな感じもして、複雑な気分。でも、まあ、街と人と共生するためには、必要な管理なんだろうな…街路樹、庭園樹、庭木の管理、言わば動物園の動物とか、ペットの犬とか、何かそういう管理された動物たちと似てるねって感じだよ。それはそれで、面白いところはけっこうあるけど、半野生の雑木林、生命同士が戦ってるよ、荒々しく、力強く…


樹木図鑑を片手に雑木林を見てそんな力強さ、エネルギ−、荒々しさ、ドヤ力、生命力、自然淘汰、感じたなあ…いやあ、雑木林は面白い!

樹木図鑑2

4月23日に植物園に行き、帰りに樹木図鑑を手にして1週間と4日たった。かなり、わかったぞ(笑い。)


恵比寿駅から広尾1丁目の職場までの間で識別できた樹木:アカメガシワホウノキシラカシロウバイ、コナラ、ヤマボウシ、クロガネモチ、ソヨゴ、プラタナス、カツラ、カクレミノ、ユズ、加えて、ツルニチニチソウ、簡単ですが、ジャスミン。恵比寿1丁目のタコ公園のジャスミン、今が8〜9歩に咲き誇り、付近はジャスミンの甘い香りで一杯。来週前半までは大丈夫だろう。毎日、あの場所を通るのが楽しみ。あっ、タコ公園にはニセアカシアもあったぞ。


うちの庭:ソヨゴ、モチ、金木犀(これは簡単!)、ガマズミ、ナツハゼ、斑入りアオキ、ミツバツツジ、カキノキ、ナツツバキ、アオダモ、ハイノキ等々。やっとモチノキとソヨゴの区別をつけられるようになってきた。ソヨゴの葉の縁は波打ち、モチノキの葉の縁は波打ちがない。これで区別できる。


柿の木幼稚園とその周辺:トウカエデ、ハクモクレンサルスベリ、ベニバナトチノキシマトネリコユリノキ、コブシ、コナラ、シャクナゲ、カクレミノ、マテバシイ等など。で、今一番引かれる葉っぱ、ハクモクレン!いいんだよな〜あの葉っぱが風にそよいでいる感じが…ちなみに、モクレンこそが、あのマグノリア…だった!


今日、志木駅から新座駅へ通じる道を志木駅から歩いてみたところ、その道の街路樹はコブシだった。強剪定したコブシが歩道両側にキレイに並んでいる。けっこう長い距離。ところが…ある場所から、突然コブシがなくなった。出てきたのは、ユリノキ、いやあびっくり!ユリノキの葉、面白い格好してるよね。図鑑によるとTシャツ!確かに(笑い。)


先週、仕事仲間の先輩から、なんでそんなに名前を知りたいとの?と聞かれた。いやぁ、待ってましたと両膝うって「そりゃ、名前を覚えて、その樹木とつながり、大地とつながりたいからですよ・・・つまり、 grounded, connectednessの世界ですよ」とカウンセリングっぽく答えた。で、しばらく経って…思い出した。みすゞさんの「花の名まえ」を。


やっぱ「・・・ひろい田舎の野を駆けて、いろんな花の名を知って、みんなお友だちになれるなら。」でしょ。お友だちになりたいんだよな〜〜これに尽きる!

樹木図鑑

4月23日(日)に港区白銀台の東京国立科学博物館附属自然教育園(植物園)を訪ねた。行きたいという熱意と知りたい・見たいという目的を持って植物園にいくなんて、はっきり言って生まれて初めて(笑い。)


これまで行った植物園ってどこがあったっけ?数えるほどしかないぞ…(汗…)。まず、北大植物園…何回行っただろう…もっと行っておけばよかった…国立科学博物館附属筑波植物園、淡路島に植物園があったよな…あそこはよかった…他にあるか?多分あるとは思うけど、覚えてない…まあ、その程度だ。その程度の僕が、今回は違ったね!見たいと思って、白金に行ったんだから!


入場料を払って園内に入るなり、度肝を抜かれる。路傍植物園。ほぼ、ありとあらゆる樹木、草花に名前・名札がついてるぅぅぅぅぅ〜〜〜〜大感激…当たり前だ(笑い。)いやぁ、圧倒されました。当然、ほとんど覚えられないよね。


園内をゆっくりと、1時間半くらいかけて歩き、いろいろな植物・樹木を見て楽しんだ。外来樹木のシュロが園内にはびこって、在来種を駆逐しているという説明図には胸が痛んだ。50年少々で樹木の相が変わるというパネルを見て、自然のエネルギーと生きている系の力強さに感動した。で、帰りに少々悩んで、今しかない、と思い「葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑」を買った。


それ以来、職場に通う道すがら、樹木図鑑片手に葉っぱを見ながら、樹木の名前あてにハマってしまった。外から僕を見る人は、変なオジサン…と見ていることだろう。


1週間程経つと、なんとか、引けるようになってきたのだが、2〜3の樹木は、ほぼ完璧に見つけて覚えることができている。今、一番おもしろい樹木、分裂葉・全縁・常緑・互生の『カクレミノ」これ分裂葉と不分裂葉が混在していて変わってるよね。見てても面白いし名前も愛嬌がある。意外といろいろなところに植え込まれている(知らぬが仏。)


羽状葉・全縁・常緑・対生の「シマトネリコ」。この樹型が美しい。常緑樹なのになんとなく落葉樹のように見えてしまう。その葉っぱの感じと若干白っぽい、というかグレーの樹皮の色がいい。東京駅八重洲口の植え込みにあるよね。


特徴と名前がわかると、いろいろな庭や玄関先の植え込み、あるいはポットに植えられているのが目につくようになってきた。


公園樹は、「マテバシイ」秋のしいの実が楽しみだね。近所の柿の木幼稚園の園庭にはけっこう高樹齢の巨木が何本もある。銀杏、ソメイヨシノぐらいはすぐわかるよな。モミジもある…と単純に思っていたら、あれ、「トウカエデ」だったんですねぇ!葉の形と樹皮でわかった。もしかしたら「ホウノキ」もあるかも…これはもう少し観察が必要。「サルスベリ」もあるぞ。ただ、これは簡単。ただの落葉広葉樹から、こんなに区別がつくようになった。


まあ、まだこれくらい実力しかないけれど、夏・秋と季節が進んで、様相が変わっていくのをみるのが楽しみですね!

道端に咲く草花

Natalieの本で名前を覚えろとあったので、無性に名前が知りたくなった。特に、道端に咲く草花。春は、草花が咲き誇る季節。樹木の名前も知りたい。


草花や樹木の名前は、以前何だったかなあ…何かのきっかけでやはり一度覚えようとしたことがあったけど、2〜3ヶ月の興味が続いたが、そのうち関心が冷めて、結局ほとんど覚えられなかったことがある。まあ、今回はどれぐらい続くかはわからないけれど、取り敢えず今は覚えたい気持ちが強い!


家から最寄りの志木駅まで徒歩9分かかる。もともとは小川っていうか、何だったっけ、そうそう、かつて野火止用水の小川が流れていた場所がある。その用水が地下水路になって地下に埋められ表面が簡易舗装されて細い、グーグルマップにも出ているか出ていないか程度の細い道になっている。志木駅までその道を歩く。


その小川の土手なのだが、多くはツツジ…だと思う、4月の今咲いているからツツジだよな、サツキじゃないよな…大半がツツジなのだけれども、土手は草花で覆われている。


白くて可憐な花が咲き乱れている。薄紫色のものも混ざっていて、なかなかいい。鮮やかな赤紫の花もある。一軒家の塀には、薄い黄色っていうか淡い黄色のかわいい花、けっこう小ぶり、が咲いていてキレイだなあ…と眺めながら歩く。名前が知りたい…


で、「春に咲く草花 黃、白」でグーグル画像検索した。あったぞ!「花ニラ」「ムラサキカタバミ」「モッコウバラ」だった。比較的容易に見つけることができた。


これからもしそれらの草花を見かけたら、おお、[ハナニラ」が咲いている、キレイだな、とか、おお「ムラサキカタバミ」だな。あの、赤紫は鮮やかだ…あの家はモッコウバラか…などとつぶやきながら通り過ぎるのだろう。


名前を覚えるといいね。本当に、世界と地と1つつながりが増えた気がする。あすは、白金台の植物園か!